東京Aコース
土曜は6レース中5レースで逃げ馬が馬券内に残る前残り状況。時計も速く、馬場の痛みもさほど感じない。
中京Bコース
コース替わり2週目だが、Bコースになって前残りが頻発。高速馬場。
小倉Aコース
開催初週から雨が重なり馬場が重くなっていたが、今週は初めて週中に雨が降らず、少し乾燥してきた。外差しに一変しそうだったが、土曜は内を通す先行馬が残った。
東京11R 東京新聞杯
◎シュリ
〇ファルコニア
▲ウインカーネリアン
☆マテンロウオリオン
△ジャスティンカフェ
バイアスに則ってこんな感じで前残り。
シュリの前走は休み明けで、好発を切るも終始外を回る形。直線半ばで一瞬抜け出すものの、内からの差し馬に飲まれてしまい8着。ただ、0.5差の僅差だったし、バイアス的にも仮柵を外した初週の中京だったので内が有利な状況だった。
トップタイの58キロのハンデも、重賞未勝利かつリステッド勝ちが遡る事2021年5月という事を考えても少し酷な斤量だった。
今回のメンバーを見ても先行勢は手薄。内からハナを切れそうなウインカーネリアンは三浦騎手で速い流れに持ち込む事もないだろうし、ここは前半のペースがかなり緩むと想定して、前残りバイアスも加味して思い切って中心視。
相手本線も同じく先行馬の〇ファルコニアと▲ウインカーネリアン
ファルコニアは東京での実績が乏しく、速い脚を使うタイプではないが、常に相手なりに走るタイプだし、明け6歳にして馬体が増えていて以前よりガッチリした体形になり、高速マイルに対応できそうなスピードも出てきた。
ウインカーネリアンは追い切りも動いているし、内を取れてバイアスにも乗っかりそうなのだが、関屋記念で0.1差のシュリとの斤量差とオッズ差からこちらは印を落とす。
他の出走馬に関しては・・・
マテンロウオリオンは前走ゲート内で顔をぶつけるアクシデントがあり、鞍上も無理せず後方ノリポツンの形に。近走は追い込み競馬しかしてないが、シンザン記念で先行して勝ったように、ポジションを取ってきてもおかしくない馬なので、一発の警戒はしておきたい。ましてや内枠を引いて、このバイアスだから怖い。
ピンハイ、インダストリアに関しては過剰人気は否めないかな。ピンハイはデビュー1400でミッキーアイル産駒だが、終いの切れ味を持ち味にしていて、中距離ぐらいがいい。時計の出るマイルは少し忙しい。インダストリアはまだ家賃高い。NHKマイルは外差しだったので強調はできず。
ジャスティンカフェは能力上位もスロー想定で内を捌いてこれるのかが鍵。前走は直線の進路がなく不完全燃焼のレースではあるが、今回は更に内有利バイアスがあるので、簡単に開かないと思う。
ナミュールはマイルに短縮するのは良い。ただ、古馬の牡馬との力関係はまだ未知数というのもあるし、人気もしていて絶望的な外枠なら勝負はしたくないかな。
中京11R きさらぎ賞
◎レミージュ
クラシックへ向けて例年楽しみなレースだが、今年は頭数も揃わなかったし、重賞に出ている馬もほぼいないというメンバー。
1本被りしそうなフリームファクシの実力は評価しつつも、ルーラーシップ産駒らしい気性の荒さは見せていて、乗り手も引っ張り倒していたぐらいなので、このテンションが末脚の邪魔をしてしまうんじゃないかと。
2番人気のオープンファイアも前走出遅れ、気性難のタイプ。少頭数だが後方に控える馬が競馬を覚えさせる為に仕掛けを待つなら、唯一先行していきそうなレミージュの一発に期待していい。
前走は前半スローで落としつつもL5Fから11秒台を踏み、L2Fから12秒台に落ちても凌いで見せたので、ここに入っても見劣らないスピードはありそう。
展開とバイアスも向くと見て、単勝も含めて狙いたい。