【競馬予想】エリザベス女王杯

京都11R エリザベス女王杯

◎アートハウス

〇ルージュエヴァイユ

ライラック

△ブレイディヴェーグ

△ジェラルディーナ

△マリアエレーナ

 

★ポイント

馬場は良馬場想定。高速馬場までは行かない程度。

今年から京都に戻る当レースで求められるのは4角の立ち回り方。3角から直線、ゴールまで平坦が続くが、4角の急なコーナーを通るので直線で前目からスッと動ける要所の加速力は求められる。Ex19年18年17年クロコスミア、16年シングウィズジョイ、14年ヌーヴォレコルト

 

今回中心視したいのは骨折休養明けのアートハウス

タイプとしては使える脚は短いが、一瞬のギアチェンジに長けた馬。

勝ったローズSも愛知杯もともにL2F最速戦のギアチェンジ戦。逆に敗れた秋華賞は淀みない淡々とした流れだった。

前走の中山牝馬Sに関しては57キロのトップハンデも厳しかったし、関東輸送でマイナス12キロは大きく影響しただろう。

明らかにらしくない走りだった前走を度外視できれば今回は狙い目。川田騎手から坂井騎手へ乗り替わる事もあって人気は大きく落ちる中で、展開的には行く馬が少なく、先手を取りやすい状況。

川田→坂井乗り替わりに関しては、川田騎手騎乗のハーパーの友道師がクラシック前から川田騎手に乗って欲しい旨を話している事から恐らく先約があったのだろうと推測する。

対抗ルージュエヴァイユ

出遅れやテンションの高さなど課題が山積みだった馬だが、近走の成長は著しく相手本線に推したい。

エプソムCはゲートも出て番手で運んで、先行馬に厳しい流れの中、2着に健闘。前走は発馬後に挟まれて大きく位置を下げるも上がり2位の末脚で楽逃げしていたディヴィーナにハナ差迫った。

一戦毎に課題をクリアしてきているし、菊花賞で勝ったドゥレッツァのように、成績を伸ばす中でも、異なる展開で好走できているというのは、馬が強くなっている証明だと思う。内枠なので出遅れてしまうと厳しい形になりそうだが、中団ぐらいまで取れれば面白い。

3番手ライラック

昨年2着馬だが、そこまで評価は高くなくて、宝塚17着までは「牝限の馬、時計掛かってこそ」という評価だったが、前走府中牝馬ではポジションもしっかりとれて、東京の切れ味勝負で適応してきた。

ひと夏越してプラス18キロで出走できた事は成長の証だろうし、前走掴んだ大きな収穫を持ってここは上位評価へ。

 

以下は一言ずつ

①ブレイディヴェーグ

人気し過ぎ。トップレベルの瞬発力はあるが、出遅れが課題。これがなくなるなら上位戦線でも楽しみな存在になる。ルメール騎手の京都の上手さや、軸馬が穴馬なのでここは馬券として拾う。

③ハーパー

クラシックで掲示板外さない安定感を見せたが、ルメール騎手が上手く捌いて乗っている印象の方が大きく、初古馬相手に対して威張れる武器がないのが欠点かな。

⑥ディヴィーナ

前走恵まれまくってルージュエヴァイユにハナ差迫られたところから距離延長でどうか。高速馬場ならまだしも、普通の馬場状況だからね。

⑦ジェラルディーナ

昨年のエリ女、有馬、今年の宝塚と上位に食い込むときは流れて持続力勝負になるか、時計が掛かって持久戦になるか。速いラップを問われるとまだまだトップスピード値は足りてないし、ムーア騎手騎乗だが上位評価にはできなかった。

⑰マリアエレーナ

近走低迷気味ではあるが、牝限ならチャンスかなと。まず、展開的にも確固たる逃げもいない中で、外から入りやすいので展開次第では楽しみ。