中山11R 有馬記念
◎タイトルホルダー
〇ジェラルディーナ
▲ジャスティンパレス
☆エフフォーリア
△ヴェラアズール
△イクイノックス
△ディープボンド
展開とポイント
ハナを切るであろうタイトルホルダーが13番を引いたが、メンバーの中でも出脚の良さは抜けているし、すんなり先手は奪えそう。
2500mに距離不安もないし、和生騎手の意識ではイクイノックスやヴェラアズールの決め手を警戒するだろうから、前半からラップを作って後続をある程度引き離して、向正面で息を入れつつ、3~4角からスパートをかける形になりそう。
馬場は時計は掛かっているが、グレイトフルSが2.33.8で去年とほぼ変わらないので、今年の有馬の走破時計は32秒切るかどうかぐらいのライン。
バイアスも、この時期になると外差しが目立ってくるが、内の痛みはそこまで気にならないし、内を開けて回って来るレースもないので、ラチ沿いの馬場も使える状況だろう。
◎去年の雪辱を晴らしグランプリ連覇!タイトルホルダー
詳しくは適性分析の記事で話したんだけど、枠も気にならないし、現状の馬場の感じを見てもタイトルホルダーが逃げて残る展開を予想した。
今回この馬に競るような馬はいなくて、ディープボンドも川田騎手だから枠次第では玉砕覚悟な位置取りがありそうだったが、大外枠を引いたので、まぁそんなに前半からゴリゴリはこないだろうと。
すんなりハナを奪えるのは大きなアドバンテージだし、イクイノックスやヴェラアズールは時計の掛かる馬場での持久力戦は未経験なので、展開利を得られそう。
前半から溜めて乗ってロングスパートだと、後続にも余力がある状態での末脚勝負になってしまうが、この馬は2走前の宝塚記念でも飛ばすパンサラッサが前半57.6で逃げた番手で多分58そこそこで追走しても押し切れているので、迷いなく前半から飛ばして後続の脚を削がすレースをしてくると思う。
相手本線では結構悩んだけど、ジェラルディーナ
本命タイトルホルダーの相手選びを考えた時、ある程度の位置で運べて、3,4角スパートの持続力がある馬を拾いたかった。
ジェラルディーナは前走よりも2走前の内ラチを上手くすり抜けてきたオールカマーのレースを評価したいと思っていて、このメンバーならある程度の位置を取れそうなので、立ち回りを考慮して相手本線に。
一気にギアを入れて加速するタイプではなく、徐々にエンジンをふかして長く脚を使える馬なので、有馬の舞台は合う。
3番手は穴馬ジャスティンパレス
これは結構未知数な部分もあるんだけど、前走菊花賞は前半も流れて追走ペースを問われた中での3,4角スパートは今回のレース想定にかなり近いので、この流れに適応したことがまず狙いたいと思えた要因かな。
本来長く脚を使ってバテ差しを得意とするのはボルドグフーシュの方だけど、出脚的にこちらの方が前を取れるだろうから、ジャスティンパレスの方を上に取った。
昨年覇者のエフフォーリアに関しては人気が落ちで拾う。
一週前、最終追いと見た感じで大きな変わりはなかったんだけど、陣営が金曜日にも時計を出してきたので、馬に気合を付けさせる為の最後の一本だったのかなと。
大敗した大阪杯は初輸送で競馬場のスクーリングなどがあったせいで木金土で乗り込めなかった事で馬っ気を無くした背景もあるので、結構競馬に挑むまでのテンションが大事な馬なのだろう。であるのなら、近2走の負けは輸送に敗因を求めてもいい気がする。