【競馬予想】菊花賞

京都11R 菊花賞

◎ドゥレッツア

〇ハーツコンチェルト

▲ソールオリエンス

△トップナイフ、サヴォーナ、サトノグランツ

 

1.トップナイフ

ホープフル、弥生賞は先行策で2着に好走。皐月賞はお釣りがなかったのか7着。ダービーは典ポツンで14着。

夏の札幌記念はプログノーシス、ジャックドール、ダノンベルーガ、シャフリヤールら古馬トップクラスの馬との対決で2着に好走。大きく出遅れたが内に潜んで道中内ラチ沿いからポジションを徐々に上げて3角過ぎから先頭に躍り出て粘った。

決して展開に恵まれた訳でもなく、この馬のコーナリングの上手さとスタミナが光ったレース。同世代の菊花賞も好走が期待されるし、距離が延びるのは寧ろ歓迎かもしれない。

勝負になるなら4角で前にはいておきたいので、典さんの戦略次第かな。現状出遅れが目立ってきているので、どうポジションを取れるかが鍵。紐には抑えたい。

7.タスティエーラ

皐月賞は重馬場+ハイペースで完全なる差し展開の中、唯一前目から馬券内に残して2着に健闘。ダービーは立ち回りの上手さを生かして見事勝利。

現状世代トップという位置付けは間違いないが、適性的にベストは2000前後で阪神内や中山といった小回りで立ち回りの上手さ(機動力)を生かすタイプかなと思う。

今年から京都開催に戻るが、京都外回りだと3角の坂からスピードに乗って、平坦コースで速度が落ちずに上がりの速さはどうしても求められるだろうから、結構難しいレースにはなると思う。

8.サヴォーナ

春までは出遅れたり前半要素に課題があったけど、夏場から先行できるようになり前走神戸新聞杯も2着に好走。

前走はある程度ペースにも恵まれたし、正直メンバー強化のここで勝負になるか微妙なところではあるが、人気も薄いし、春からの伸びしろが感じられる点で評価したい。

9.ノッキングポイント

前走は初古馬相手の新潟記念で勝利。ただ、メンバーレベルは低調で下したユーキャンスマイル、インプレス、バラジ辺りは重賞でも下位グループで、サリエラは頓挫明け、プラダリアは時計掛かる馬場ベストといった感じで、ハンデ54キロ含めて恵まれたかなといった印象。

マイルベストで距離延ばすのもマイナスかな。

11.サトノグランツ

ダービー11着から前走神戸新聞杯で見事勝利。狭い所を川田騎手の上手いエスコートで縫ってきた訳だが、春の京都新聞杯にしてもラップが速い地点では結構動き出しで苦戦していて、ゴール前でグンと来る感じ(マイルで言うシュネルマイスターのような)なので、結構乗り方が難しいところは春から変わり身を見せていない。

長距離タイプで距離延びるのは間違いなくいいのだが、まだ課題も多い中で名手川田の名もあり人気もするなら本線では買いにくい。ただ、今後ステイヤーとしての活躍は期待。

12.ハーツコンチェルト

ダービー3着も、前走神戸新聞杯は5着に敗れた。賞金を詰めずにここに出られるか怪しかったが何とか出走にありつけた。

前走は勝ち馬サトノグランツをはじめ、上位馬が全て3,4角ロスなく内を立ち回る所をこの馬は終始外々を回す競馬に。区間ラップ10.7-10.9のところで外を回っていたのだから、まず上位は難しかったが、ラストの決め手は勝ち馬とも遜色なかったのを見ると、地力高いと感じさせられた。

課題として挙げられるのは着外全てから右回りというところだが、個人的には徐々に良くなってると思うから、そこの不安は取っ払って印は打ちたいかな。

前走よりも叩いて上積みもあると思うし、ここは勝ち負けしてもおかしくないかなと。

14.ソールオリエンス

皐月賞馬でダービー2着と世代トップの馬。

秋初戦の前走セントライト記念はレーベンスティールに敗れて2着。懸念していたコーナリングの部分が解消してこなかったのは、菊花賞に向けて大きなリスクになるかなと思う。

中山2200mの外回りでも速度に乗ってしまうと外に吹っ飛ぶ馬を急コーナーの京都外回りで本命にするのは難しいかなと思う。

ただ、爆発的な末脚があるから走れちゃっているので馬券内はしっかり走ってはきそう。差し遅れ2,3着想定で▲は打つ。

17.ドゥレッツァ

牡馬クラシックに遅れてきた大器という事でこの馬から入りたい。

未勝利から4連勝で前走3勝クラスまで勝ち上がった訳だが、内容が伴っている点で評価している。

2走前のホンコンJTはスローを番手グループで追いかけ、瞬発力で勝利。

前走日本海Sは新潟内回りでロンスパ決戦に対応して勝利。最速ラップも11.7と速度よりも持続力が求められる展開だったが後方から突き抜けた。

大箱での上がり勝負だけで勝ってきた馬ではないというのが魅力で、展開問わずに連勝を重ねているという事は馬自体が急激な成長を遂げているという事で間違いないので、中心視したい。

一番外を引いてしまった点はネックだが、名手ルメール騎手が乗るという事もあるし、長丁場3000mなら乗りこなしてくれるだろう。