【G1予想】阪神JFと香港カップ

阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ

 

◎サンティーテソーロ

〇モリアーナ

▲リバティアイランド

△ドゥーラ

△ウンブライル

 

 

1.サンティーテソーロ

2走前の未勝利は好発を切って前後半800m47.5ー46.8でペースを作りながら中盤息を入れつつ直線で11.2の速いラップを踏むという優等生なレースぶりで5馬身差勝利。レースレベルは高くはないが、自身上がりも最速なのと同日の同条件のアスター賞の時計と比較しても一枚抜けていた。

前走は前半で溜めて3Fの瞬発力勝負に持ち込んだが、しっかり要所のギアチェンジもできていて後続に3馬身付ける快勝。

阪神のロングラン開催が進んで外差しが決まり始めるのが嫌だったが、前日の段階でも時計は速くて内の先行馬もかなり残る内バイアスが効いているので、素直にこの馬を評価したい。

5.モリアーナ

新馬は東京でハイラップに対応。前走は札幌でタフな洋芝にも適応して後の札幌2歳2着馬のドゥアイズを撃破。

前走ゲートで出遅れが、基本的に立ち回りが上手いタイプ。かなり筋肉質でマイル前後が合っているし、馬体からも完成度の高さが伺えるので、この時期ならG1でも通用しそう。

9.リバティアイランド

前走アルテミスSはラヴェルに敗れたが、馬群に入れて追い出しが遅れる中を、外からラヴェルに先に動かれた形。ドスローの団子状態で揉まれずに外から取り付けたラヴェルは展開に恵まれたと思っているし、こちらは追い出しをしっかり待ってのレースだったので、上積みがあるならこちら。

新馬戦のパフォーマンスで騒がれているが、この世代で抜けた存在とも思っていないので、先行有利なバイアスの中で勝ち切るなら中団で流れには乗りたい。

16.ドゥーラ

前走札幌2歳Sでは牡馬相手に完勝。期待されているブラストウェーブ、シャンドゥレールらが大した活躍をしていない部分は恵まれたのかなとは思うが、タフな展開で外を回しての勝利だったので、素直に評価したい。

ただ、札幌3戦でまだ高速馬場への対応が未知数なので、大きく評価はしずらいのが本音で、阪神外回りでよーいドンの瞬発戦になると良さは出ないかな。

2,3戦目でゲートを克服してきたので、先行策を取れれば大崩れもあまりないかと。

17.ウンブライル

これ本命も考えたけど、阪神内残り過ぎなんだよ。。

東京、阪神で速い上りを繰り出して連勝した辺りは兄ステルヴィオ、姉ステルナティーア似の末脚だろう。

前走もみじ賞は出遅れて後方からになったが、内回りで33秒台半ばは当日前日合わせてもそんなにいなかったし、並ぶ間もなく差し切った末脚を評価したい。

ただ、抑え程度にしたのはゲート不安、前残りのバイアス。

 

18.ラヴェル

前走アルテミスSで快勝。2連勝でG1に挑むが、まだあんまりこの馬を中心に考えたくない。

出遅れて、スローの団子馬群で上手いこと外から取り付いて、2着馬は捌き遅れたという部分はこの馬には恵まれたとも思うし、この馬以外にも面白い馬がいるので、馬券的には軽視したい。

タイプ的はハープスターで、距離を延ばしてオークス辺りで本領発揮しそう。

 

香港カップ

◎レイパパレ

 

レイパパレにとってパンサラッサの出走するレースが最も適性に合うと思っていて、グランアレグリアとコントレイルを撃破した21年大阪杯は前後半59.8-61.8の2秒ハイの流れを道悪とはいえ淡々とした流れで快勝。

今年の大阪杯もポタジェに僅か敗れたが、前後半58.8-59.6の前傾ラップを先行してのレースだった。

切れる瞬発力がないので、東京や外回りコースで負けているが、追走スピードを問われてラップが分散する条件では崩れていないので、ハナを切ってハイペースを刻み続けるパンサラッサを見ながら運べるのは、恐らくこの馬にとってはベストパフォーマンスを引き出せるんじゃないかな。

加えて沙田2000mはスタートから初角まで150mしかなく、コース取りでは内枠有利。

今回レイパパレはゲート1番枠を取ったので、スムーズに先行できるのも背中を押す要素。

天皇賞秋での好走でパンサラッサや、武豊騎手への乗り替わりが期待されるジャックドールに人気が集まる事が予想されるので、馬券的にもやっとレイパパレが狙える。