【G1予想】宝塚記念

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阪神11R 宝塚記念

 

◎クロノジェネシス

〇カレンブーケドール

アリストテレス

△レイパパレ

 

 

今回は牝馬三頭が抜けた人気になりそうなので、まずはまとめて人気上位の牝馬から見解を書いていく。

 

まずはクロノジェネシス

昨年は宝塚記念有馬記念とグランプリレースを連覇して古馬中距離路線のエースとして活躍しているが、アーモンドアイが引退した今、現役最強の中距離馬と言って過言ではない。

近走で敗れている昨年の天皇賞秋もドバイシーマクラシックもともにスローの上がり勝負での敗戦。上がり35秒台で4戦無敗のこの馬にとっては舞台適正が合わない一戦だった中でも堅実に走れているので、より強さを感じさせられた負けだったと思う。

 

圧勝だった昨年の宝塚記念からパフォーマンスを一切下げていないし、当日は雨予報もあって(なくても阪神は現状タフ馬場なんだけど)まず崩れないだろうという感じ。

 

北村友一騎手の大怪我で初の乗り替わりとなったが、今となっては北村友一の存在を大きく感じてしまうね。若駒の頃は取りこぼしもあったが、馬と共に成長していた感がかなりあったので最後まで乗っててほしい気持ちはあったね。代役はノーザン系のエースというか、最強騎手のルメール騎手なので、まぁ心配はないかな。

 

続いてレイパパレ

前走の大阪杯は馬場的にもレベル的にも嫌っていたので、あの完勝はとても驚いた。

前後半比で2秒もの前傾ラップを逃げて2着に4馬身差離した。レースラップがL2Fで11.6‐13.1と1.5秒も減速したタイムが公式で発表されているが、L1Fで更に突き放しているのでかなり強かった。

(ずっと先頭にいたからレースラップがそのままレイパパレのラップじゃないといけないんだけどなぁ。。。これは解せない)

 

しかし、課題もあって、気性に難がある馬なので距離200mの延長は折り合いにおいてカギになるだろうし、前走気分よく逃げた後の一戦なので、これは不安要素。

まぁこの馬は良馬場でも対応できるから、対クロノを考えると雨は降らない方がいいかな。今後の活躍も期待出来るんだけど、現状の馬場適性とか考えるとクロノの壁はかなり高いと思うし、2200前後でトップレベルのレースで一切崩れないカレンブーケドールもかなり強いので、3強の中なら一番消極的になるかな。

 

続いてレンブーケドール

本命にした前走天皇賞春の敗因は3200mの距離に加えて阪神の内回り+急坂というタフなコースはダブルパンチで効いたと思う。強気に4角先頭で直線を迎えたが坂で完全に止まってしまって上位の2頭には突き放されていたので、今回の距離短縮は間違いなく条件好転だと思う。

正直、クロノジェネシスとの勝負付けは済んでいると持っていて、先着するなら、馬場が速くなって前目から一脚使うような展開しかない。

昨年の有馬記念テン乗りの池添騎手が少し後ろから乗った事もあるが、クロノジェネシスは完勝。昨年の京都記念は1キロ軽くて2馬身以上離されているので、評価しても2番手までかな。

 

3強以外で注目したいのがまず、アリストテレス

前走は阪神大賞典同様に返し馬で力んでいたし、本質は中距離がいい馬なので距離が難しかったと思う。阪神大賞典はテンションが高くて前半からペースも速くて追走で手一杯だった。

AJCCは4歳勢のレベルを問われると、恵まれたメンバーだったのかもしれないが、その後、京都記念2着のステイフーリッシュには先着しているのを見ても、まぁ中距離路線ではある程度上位の評価はしないといけないかな。

 

敗因に気性があるぐらいの馬なので、短縮になるのはプラスになるんじゃないかな。外回りコースで瞬発力を問われると多分脆いと思うので、東京や阪神外回りよりは阪神内回りで持続力を問われた方がいいかも。