【競馬予想】京都記念ほか

東京Dコース

金曜の降雪が影響して土曜開催は時間を遅らせて行われた。

芝は終日稍重だったが時計は結構出ていて、日曜は気温も上がるので、乾いて良馬場で行われそう。バイアスも内が残るまま。

阪神Bコース

開幕週。約一ヶ月半ぶりの開催になったが、土曜は周り関係なく時計は速かったし、とにかく前の馬が粘っていた。超が付く高速馬場と見ていい。

小倉Bコース

コース替わり初週。金曜に結構雨が降ったようで土曜開催は終日重で行われた。

Aコース後半は天候も安定して内が残るケースがあったが、土曜はレースを重ねるごとに内を避ける馬が多くなってきていて、芝の塊も飛んでいた。外差しにシフト。

 

東京11R 共同通信杯

◎ファントムシーフ

〇レイべリング

▲コレペティトール

クラシックの皐月賞、ダービーに向けて楽しみな一戦。

本命はファントムシーフに決めた。

新馬、野路菊Sと先行しつつ速いラップを踏んで勝利。ホープフルSも本命を打ったが、前半61.5のスローペースで、L3Fが11.9-11.2-11.9と直線で一気のギアチェンジが起こってしまい、要所でのひと足を先行しつつ発揮した2頭が勝利した。

ファントムシーフは最内枠で馬場の傷んだ内を通らされた面もあり、一気のギアチェンジで内から捌ける進路もなくモタついてしまい、脚を余す形で4着に敗退した。

高い瞬発力もありながら、大トビのストライド走法なので、末脚全開となる東京替わりは向くと思うし、前走からの上積みを考えても中心視。

これを負かす候補があるとするならレイべリング

大外から33.1の強烈な上がりで勝利した新馬戦もインパクトが強く、仕掛けに反応して掻き込むようなパワフルな走法は見ごたえがあった。

新馬よりも2戦目で初G1挑戦となった朝日杯はペースが流れる中、外を回しつつ5番手で先行して3着。バイアス的にも外を回るのは不利だったし、勝ち馬ドルチェモアには完成度で明確に違いを見せつけられたが、ゴール前で差してきて先着を許したダノンタッチダウンに関しては、淡々としたラップを刻んだ地点では内で我慢させていて、直線だけのレースで減速ラップを差してきた、いわゆるバテ差しっていう形だったので、レースの形としてはレイべリングを上に取って考えたい。

3番手は穴馬でコレペティトール

メンバー強化になるが、ゲートも安定しているし、この枠ならバイアスに則って前目の立ち回りが期待できそう。レースでも坂路追い切りでもモタれてフラフラする場面がよく見られていたが、坂路のタイムが急激に速くなったように、走り方も安定していて成長を感じられたので、人気薄なら面白い。

その他の人気馬について

タスティエーラ

人気し過ぎ。新馬の時計や走りはとても魅力的だが、持続力に寄っているので、瞬間的な脚が魅力的なファントムシーフとレイべリングを上に取った。

新馬上がりでまだまだ底を見せてない部分は不気味だし、東京の前残り傾向も含めて3連系や馬連を買うなら抑えておきたい馬ではあるが、父サトノクラウンとよく似た感じもするので、距離延ばしてタフさが問われる舞台で全力で狙いたいかな。

ダノンザタイガー

東スポ杯組は今年は怪しいと思っていて、上位馬は前潰れの差し展開に乗じた部分があって、ドゥラエレーデは舞台を中山に替えてホープフルを勝った。

構えて後ろから差してきたダノンザタイガーには恵まれた展開だったと思うし、陣営や騎手が口にするように、まだ馬体も緩く成長途上。

タッチウッド

阪神での新馬戦は時計優秀。ただ、展開的には前半ドスローでペースを支配して、要所の反応だけで抜け出した形なので、距離を短縮させてワンターンで息の入れにくくて直線スピードが問われる東京替わりはあまりプラスに作用しないだろう。

前有利バイアスに乗っかって好走するチャンスはありそうだが、ダノンザタイガーと同様に緩さがあって陣営も目先の勝利ではなく、今後に向けての言葉も聞かれるので、ここで狙いたくはないかな。中山とか阪神の内回りで。

阪神11R 京都記念

◎ウインマイティー

ユニコーンライオン

▲ドウデュース

ここは結構自信を持ってウインマイティーを狙いたい。

土曜の馬場を見ても時計は出ているし、何といってもこのレースの中心はダービー馬のドウデュースと復活目指すエフフォーリアの2頭。

しかし、ドウデュースは久々で初58キロ。タイプ的にも小回りでコーナーからスピードに乗せつつというよりも、直線で一気に末脚発揮させたいストレッチランナーなので、弥生賞皐月賞で差し込めなかった部分は出てきそう。

エフフォーリアに関してはズブさが出てきて前走有馬記念では善戦したが、今では2500m前後が適距離になりつつあるし、現在の高速馬場の状況も、パワー型にシフトしてきた同馬には少しマイナス。

狙いのウインマイティーは先行粘り込みを図りたいクチで内枠を引き当てた。

京都大賞典は中団後ろになりつつも速い馬場で最後まで動けていたし、前走有馬記念も中団後ろラチ沿いで4角では下がって来る先行馬を捌きつつ、直線でも見劣りしていないのでこれは善戦。

ゴールドシップ産駒だが速い時計が出るレースに順応できる馬なので、絶好の狙いどころになりそう。