中京11R ポートアイランドS
◎フォルコメン
〇カイザーバローズ
▲アルサトワ
△エンデュミオン
△ワールドバローズ
まず、馬場に関しては中京は今週が最終週。しかし、Bコースに替わったばかりという事もあり、雨が降っても馬場の回復も早く、時計もかなり速い。
土曜は2勝クラスの1400m戦で19秒台が出ていたり、同じマイル戦も1勝クラスで1分33秒5が出ているので、OPクラスなら32秒台には間違いなく入ってくるだろうし、先月更新されたコースレコードの32秒2を切ってもおかしくはないような状況。
先行力と瞬発力を評価してフォルコメンから入りたい。
メンバーを見渡した感じ、先行馬が少なくてアテになりそうなのはアルサトワぐらいで、あとは外から8枠2頭が勢いよく切って来るかどうか。
有力馬ではカイザーバローズは折り合い課題で距離短縮、アドマイヤビルゴは元々は中距離が主戦で前走もマイルで追走の忙しさを見せた。ワールドバローズもそれ程出脚が速くないのでパンパンの馬場なら少し忙しい。
フォルコメンは出負けして後方からのレースになった2走前や2000mを使った前走は度外視できる。スローペースを番手で運んでスッと抜けてきた洛陽Sと納屋橋Sは10秒台のラップも踏んできていて瞬発力はここで見せたので、スローペースの2,3番手で恵まれそうな今回が狙いどころ。
スプリンターズSと凱旋門賞
スプリンターズS
◎ナムラクレア
〇ダイアトニック
△テイエムスパーダ
△ジャンダルム
△ファストフォール
△メイケイエール
馬場に関しては中京と同じく速い時計は出ていて、こちらも1分6秒台の高速決着になるだろう。中京は馬場全体を使えている印象だが、中山は内がより使えている。
本命ナムラクレア
前走北九州記念を見た感じでも春からの成長は大きくて、函館スプリントも格下&50キロとは言え1200mで2馬身半差はなかなか。
調教でも坂路で全体49.7で終い1Fが11.5というのは強烈な時計なので、仕上げに抜かりもないのかなと。この馬場で外々を回すリスクはあるが、自身の内に目標にしやすいファストフォースとウインマーベルがいて、自身の外には大して速い馬がいない並びになったので、割とスムーズな立ち回りができるだろうという予想で中心視したい。
ここは対抗のダイアトニックとかなり悩んだ。こちらは内枠で好位には間違いなく付けられるし、G1レース2連続2桁着順に大きく人気を落とすのも妙味。ただ、1400ベストの馬が高齢7歳で1200mのパンパンの良馬場となると信頼は置けず、軸にはしなかった。
人気のメイケイエールに関しては充実一途ではあるものの、今回は結構外に入ってしまった中で、内に先行勢が揃いすぎたので、少し外々を回さないと4,5番手では追走できないので、少し苦しいレースになりそう。紐程度かな。
レース展望的には内バイアスが強いので、馬場半ばからナムラクレアが差し脚伸ばす中で、内の先行勢がどれだけ踏ん張れるかが鍵なので、ナムラ単勝というよりは2,3着の幅を利かせた馬券で買うんじゃないかな。
凱旋門賞
◎トルカータータッソ
〇オネスト
▲メンドシーノ
△ヴァデニ
△アルハキーム
予報ではロンシャンは雨が続いているようで、馬場はかなり悪い状態で行われそう。そうなると高速馬場を主戦とする日本調教馬にとっては難しい舞台に。
軸はベタだけど前年覇者のトルカータータッソで、メンドシーノに敗れたバーデン大賞もスローで3角から動いたのを目標にされる流れだったし、休み明け&瞬発戦を敗因に求めていい。
昨年破ったクロノジェネシスは国内でも重馬場適性や持久戦適性では突き抜けていた訳なので、これが簡単に敗れるのは考えにくいかな。
新興勢力で面白いのは3歳のオネストで、フランスダービーは出遅れ最後方からになり5着に敗れたが、少し手が動き気味で距離も忙しさを感じた中でも末脚は見事だった。
アイリッシュチャンピオンSは好位で先に抜け出すも僅か2着。
凱旋門賞と同じ舞台のパリ大賞では最後方から進めて差し切って勝利。2400mに延ばしたパリ大賞の強さが目立ったし、下したシムカミルはドウデュースをニエル賞で下した馬なので、メンバーレベルも高かったと言える。
日本馬に関しては上記の通り、馬場がしんどい。タイトルホルダーは長距離で息を入れつつギアチェンジを出せる馬だが、昨年出走のクロノジェネシスには有馬で完封されいている。
ドウデュースは休み明けとはいえニエル賞で完敗したのは、やはり馬場に敗因を求めていいと思う。スピードが出る馬場でのレースに期待していく。