東京11R エプソムC
・馬場と展開
開催が終盤に入ってきた東京コースだが、中間に雨が降らなかったこともあって土曜は高速馬場。ただ、内を開ける場面も見受けられたので、内が死んでいる可能性はある。
展開は大外のアトミックフォースか、ミラアイトーンがハナ候補。
内のエアアルマスは揉まれたくないタイプで、前走1400を使っているだけに積極策は考えられる。シュリは前走で逃げて押し切ったが、ペースが遅いのを察知してハナを奪い切った形。前走で改善したがゲートはそこまで速くないのでハナはないかな。
アトミックフォースも絶対にハナを奪わないといけない馬でもないので、ミラアイトーン菊沢がハナ想定で。乗り替わりだし、強めなペースメイクをしてくるイメージはないので全体的にスローになるんじゃないかな。。
◎アトミックフォース
〇ガロアクリーク
△ヴェロックス
△ミラアイトーン
△ザダル
△シュリ
本命は◎アトミックフォースで。
上位勢がそこまで信頼できないのと、過小人気という事で思い切って。
スローからのギアチェンジに長ける馬で、前半楽に入れたアメジストSと新潟大賞典の競馬がベスト。そこから負けが込んだが、大幅な馬体増減と距離短縮でマイルに挑戦してのものなのでほぼ度外視でいい。
1800に舞台を戻した前走のメイSはハナを奪うが、途中からフランツに絡まれてハナを取られてしまう展開になった中での粘って3着なので、この時よりも展開は楽になるだろうという予想。
対抗はガロアクリークで。
人気も合わせてこの2頭から拡げて入りたいので、◎〇の2パターン軸のような感じの馬券を買うことになりそう。
この馬は前半から好位を取って~という競馬はなかなか難しいが、ギアチェンジ能力はかなり高くて、中山らしからぬ2F戦だったスプリングSで勝利。3着に入った皐月賞も溜めに溜めて4角で交わされながらもゴール前で末脚を伸ばして再浮上してきた。
キンシャサノキセキ産駒で2000以上は正直長いので、セントライト記念や菊花賞は距離的に度外視していいレース。ディセンバーSは大外を回しての3着なのでクラシックから力を落としている訳でもないので、クラシックで先着させてきたサトノフラッグやファルコニアよりは強いんだけど人気がないんだよな。。。
恐らく前走の跛行と騎手で嫌われているんだろうが、弱気コメントの陣営をよそ目に追い切りはかなり動いているし、状態面はかなり良さそう。ノーザン系の馬ではないので、川田騎手が取られてしまったのはしょうがないだろう。現時点で11番人気だが、個人的にはかなり強い馬だと思っているし、適距離の16-18なら狙いたい。
上位人気の4歳勢は割と怪しくて、アルジャンナは前走ハイペースでラスト他の馬が垂れてきたところを差せたという見方ができるし、エンジンの掛かりが遅いので、全体的に流れたレース展開はかなり向いたと思う。
マイルを連続して使った理由は「あまり先行させないで、後方で折り合いに専念させて末脚を生かすタイプにしたい」と雑誌のコラムで池江調教師が話しているので、多分後ろからの競馬に徹すると思う。そうなると末脚の絶対量で足りても加速で劣る面がある。
サトノフラッグは少し読みにくい部分があるが、ベストは前半急かさずに、後半バテ差しになるようなレースが一番いいのかなと。東京コースもそうだし、直線のトップスピードを問われた皐月賞でも速い上りを問われるとかなり脆かった。
前走のように番手からの積極策を打っても、前半の追走ペースが上がるとしんどいタイプなので、止まってしまう。現状かなり狙いどころが難しい。
ファルコニアに関しては阪神外回りのスローを押し切っての連勝で、そこまでインパクトに欠けるし、クラシックを終えて条件戦で3戦した内容を見ると、まだ重賞では足りないかな。