【G1予想】皐月賞

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中山11R 皐月賞

 

・馬場と展開

土曜日の中山は天気が持って、良馬場で開催することができたが、時計は掛かっていました。今回は天気がかなり重要で、中山は土曜の夕方ぐらいから降り始めて、10時過ぎぐらいから本降り。

朝には止んで、日曜は終日晴れる見込みなので、かなり降ってからの回復し具合が鍵になりそう。昨年の皐月賞にかなり似ていて、昨年も前日大雨だったけど開催当日はすっかり晴れての稍重開催。

昨年との違いは、昨年だと土曜は終日大雨の中で競馬が開催されたのに対して、今年は降る時間帯が夜で、レースで馬場が荒らされないので、回復自体は昨年よりもマシなんじゃないかなという読み。まぁここら辺は馬場造園課の方次第ではあるが・・・

 

展開的にはワールドリバイバルのハナが濃厚。弥生賞勝ちのタイトルホルダーは番手でも競馬ができるし、スローからの瞬発力も繰り出せるタイプなので、前に競りかけるような競馬はしてこないかな。ワールドリバイバルは逃げて勝ってはいるが、レベルは懐疑的なので多分スローには落として展開利を待つんじゃないか。

 

毎年前半から流れるレースではあるんだけど、ワールドリバイバル菱田は多分強気にペースを作ってくるような感じはしないんだよな。人気の中心であるダノンザキッドとエフフォーリアもゲート自体は上手いので多分先団にはいるはず。ダノンは前走思いっきり切れ負けしているので、早めにダノンが主導権を奪って4角先頭押し切りを狙うような動きもあるかもしれない。

 

 

 

◎エフフォーリア

〇ラーゴム

▲ダノンザキッド

☆ステラヴェローチェ

△ヴィクティファルス

 

今年の皐月賞の本命は◎エフフォーリアで。

雨なら嫌だったけど、当日は馬場の回復が見込める点と、恐らく前半からガンガン飛ばすペースにならずに4Fから3F戦になると踏んでの本命。

前走共同通信杯にようなギアチェンジ戦がベストなのは一目瞭然で、皐月賞よりもダービー向きではある。

しかし、レースラップはスローの瞬発戦とはいえ、脚の回転で鋭さを出すというよりも大トビのストライド走法で追われてからの伸び脚の方が目立っていて、レースラップのL2F地点よりもL1Fで更に突き放した形に見えたので、ロンスパになった時や上がり時計が掛かってまともにパタっと止まるようなタイプでもないと思うんだよね。

枠は絶好に近い並びで、隣には目標にしたいダノンザキッドがいて、自分より内側の馬は出足が遅いタイプが揃ったので、無理なく位置は取れると思う。(前走共同通信杯は距離短縮の追走で苦しむと予想していたが思ったよりゲートも二の脚も速くて克服してきた)

まぁ例年のような前半から流れて、馬場も雨がかなり残る重馬場ぐらいで持久力特化レースになった時が危ういけども、馬場が回復してロンスパ程度なら末脚の絶対量の違いで中団前目から外に出して押し切ると見ている。

 

対抗は〇ラーゴム

思ったより人気していて前日で6番人気

小回りコースで狙いたかった馬で、エフフォーリアとは真逆のタイプに位置する馬ではある。前走きさらぎ賞は自身は前半から掛かってしまい、展開も前半スローから早めにスパートに入るような分散したポテンシャル戦になりながらも、ヨーホウレイクら後方差し勢を凌いだ。ずっと堅実に走れていて、負けた相手も後のホープフルS2着馬オーソクレースとクラシック注目株だったワンダフルタウンのみ。ヨーホウレイクは撃破済みなのでホープフルSに入れば間違いなく上位級だった。

 

懸念としてはオルフェーヴル産駒の気性の荒さが出ていて、折り合いを気にする分、位置取りが少し下がってしまわないか。持続力はあるが、後方から飲み込めるような末脚はまだ見せていないので、できれば先団には付けたい。

 

3番手は▲ダノンザキッド

ここは人気もするし、かなり悩みどころではあったけど追い切りがめちゃくちゃ良かった。

個人的にそこまで調教は重視しないし、時計よりも映像の方を見る派なので表現はかなり曖昧ではあるが、1週前併せて強めにやって、最終追い切りも単走ではあるが過去イチの伸びやかさで走れているので前走使った上積みはある。

2歳G1を勝ちながらも、右回りのコーナリングが苦手、瞬発力がないという点で目立つ勝ち方をしていなかったが、ゲートが上手なので対エフフォーリアでスッとゲートを出て好位につけて早めに動いて4角先頭ぐらいの強気のレースは期待できる。

馬場的にもタフな馬場でやれるのは好都合だし、動き出しでモタついた前走が休み明けがゆえと判断して3番手に推したい。

 

4番手でステラヴェローチェ

一週前では印上位にしていたんだけど、ダノンザキッドと入れ替わる形に。

坂路が重かったこともあるだろうが、パッとしなかった調教だったなぁ

能力的には共同通信杯の5着は苦手の瞬発戦で57キロと他より重かったのが一因。ベストパフォーマンスは朝日杯で速い流れで中盤が緩まずに前が残る展開を一頭差し脚を伸ばして2着だったレース。この馬はスピードの持続力が武器で、共同通信杯も負けているものの最後の1Fはしっかり伸びているし、小回り中山替わりは大いにプラスだろう。

個人的には横山典騎手からの乗り替わりは少し悩ましい。吉田隼人騎手も普段から追い切りに跨っている騎手ではあるものの、本番目前で手綱が替わるのは不安。

この馬にとっては雨が残る馬場でやりたいだろう。