阪神11R アーリントンC
・馬場と展開
桜花賞が行われた先週の阪神芝コースは速い時計が頻発していて、メインレースの桜花賞もレコードタイム。内回りでも忘れな草賞がレコードタイムで、例年の大阪杯よりも速いタイムを計測したのだから異常な馬場だった。
しかし、明日土曜日の阪神は朝から夜まで雨予報で馬場悪化が想定されるので、阪神外回りで行われるが、持続力やタフな馬場への適性が問われそうだ。
展開に関しては殆ど当たらないので記載する必要性がないのだが、内からトーホウディアス、バルドルブレインがハナ候補。
ホウオウアマゾン、ジュリオ、サトノラムセスも前受けしたいタイプなので、かなり先行勢は揃っている。前走シンザン記念を逃げて勝ったピクシーナイトは前走こそ出たものの、ゲートは速くないし、福永騎手が連続して逃げる可能性はほぼないので中団から好位での追走になりそうか。
◎ジャスティンカフェ
〇ジュリオ
▲サトノラムセス
△ピクシーナイト
△レイモンドバローズ
△ワールドバローズ
本命◎ジャスティンカフェ
前走はオヌールとの対決になったアルメリア賞。超スローの3F戦になり、好位から先に抜け出したオヌールに敗れたが、こちらはテンションが高く後方で折り合いに専念した結果、差し遅れの形になっての2着。
この時は高速馬場での開催だったが、優秀だったのは初戦の新馬戦で、不良開催の平均ペースで流れた中で好位から抜け出して上がりは次位以下に0.4差付ける完勝だった。タフな中京で急坂も苦にしない伸びを見せていたので、欧州色が強い血統的にも重馬場はかなり向くタイプだろう。
相手本線で〇ジュリオ
昨年までかなり緩くて太目な感じだったが、今年に入って大幅に良化した感じ。
前走は逃げ馬の後ろを追走して、直線で一気に抜き去るレースっぷりだったが、新馬戦も中山で時計が掛かって前半スローの加速ラップという前有利展開を一頭だけ差してきて2着に走っていたり、かなり重馬場適性があるタイプ。
サトノラムセスは前走ゲート不利で後方になったしまったが、先行もできるし、前走のような差し競馬もできる自在性があるので人気落とすなら買い。
ピクシーナイトは賞金もあるし、休み明けで次走のNHKマイルに向けての試走になりそうだが、パワー型なので雨が降ってタフな馬場になるのは向くだろう。
時計の掛かる馬場で先行して押し切れるレイモンドバローズ、ワールドバローズも雨は向く。
1番人気濃厚なホウオウアマゾンは前走朝日杯FSは跛行の影響。
これまで高いパフォーマンスを出しているレースは、高速馬場で2,3番手で前受けして押し切る競馬なので、タフな馬場での開催となると課題はある。
未勝利で重馬場を勝っているとはいえ、その後1200mまで距離短縮して勝ったマイネルジェロディや2200mで勝つマカオンドールが相手だったので、メンバー云々の前に距離適性の分があったレースだった。
リッケンバッカーはルメール騎手からの乗り替わりで人気を落として妙味があるように見えるが重馬場苦手。
ショウリュウレーヴは距離延長するには気性難。
同じく延長組で良血グレイイングリーンも重馬場となると脚が削がれそう。前走の内を突いての差し切り勝ちは目立ったが軽い馬場でこそのタイプかな。