2021年10月2日 芙蓉Sほか

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中山9R 芙蓉S

◎ドグマ

〇ラーグルフ

▲ミッキーブンブン

 

ルメール騎手への乗り替わりもあって、1番人気を背負うことになりそうな◎ドグマを評価したい。

若駒名鑑で取り上げているので、新馬のパフォーマンスは既にブログで取り上げているが、個人的には今年の若駒の中でも期待している馬である。

 

ゲートの出遅れはネックになるが、前半1000m64.5のドスローを後方で走って、平坦小倉でラスト11.6-11.6をゴール前で外にフラつきながらも差し切ったパフォーマンスは見逃せない。

加えて今回は前日の雨の影響で、新馬戦同様に時計の掛かる馬場状態でのレースが見込まれるのも後押しする。馬体も母父ブライアンズタイムを受け継ぐようなガッチリしたパワーある体系をしているし、新馬での稍重馬場の好走も血統が背景にありそう。

血統は詳しくないので、あまり触れないでおくが、皐月賞を勝ったディーマジェスティ(ディープ×ブライアンズタイム)に少し似ているので中山での走りは楽しみ。

 

相手本線にはまず、やや人気薄の〇ラーグルフ

新馬戦は出遅れて絶望的な位置になりレースにほぼ参加できず。2戦目の前走はゲートも見事に改善させ、行きっぷりの良さまで見せて好位追走。追い出しも待ちながら、長い直線を使って外から差し切り勝ち。

叩いての良化が素晴らしかったし、まだ奥もありそう。

 

続いて▲ミッキーブンブン

新馬戦はゲートはそこそこで出たが、二の脚が付かずに後方から。向正面から早めにポジションを押し上げ、直線に入るころには外から4,5番手に付ける。

上がり3F35.7は2位と0.9差も付けているし、加速ラップで最後まで伸び続けたのを見ると、ハービンジャー産駒らしい持続力の高さを感じたし、コーナリングもかなり上手だったので、福島から同じ小回りの中山になるのもいい。

速い馬場での瞬発戦になった時が課題だが、今回は時計も掛かる馬場だと思うので、普通に走ってくるだろうと。

 

中京9R ききょうS

 

藤田晋さんの持ち馬であるドーブネに人気が集まる。

新馬戦はゲートもモッサリしてやや出負けして、札幌のRが大きいコーナーですら外に大きく膨らむなど、幼い面をみせつつ2馬身差で快勝。今回は1500mからの短縮で1400mに使われるのだが、個人的には追走の遅さと、コーナリングを疑問視しているので、1倍台の人気で買うのは危険かなと。

 

福永騎手騎乗のジャズブルースは前走出脚良く先行策。馬群にも入れる競馬をして、抜け出した馬を差し切ったし、後方から脚を伸ばす馬を凌いでのレコード勝利だった。

中京巧者の福永騎手が継続して乗る点も頼もしいし、立ち回りの上手さを問われるのが中京コースなので、こちらが優勢かな。抜けた馬がいることで、単勝5倍ぐらいついてくれれば美味しい。