【G1予想】スプリンターズS

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中山11R スプリンターズS

◎ダノンスマッシュ

〇ピクシーナイト

▲タイセイビジョン

△ジャンダルム

△アウィルアウェイ

 

 

 

下半期最初のG1の本命は春秋スプリント連覇を狙う◎ダノンスマッシュ

 

台風が過ぎた後の馬場が読みにくかったので、やや悩んだけど、スプリント王者がベスト条件に近い形で走れそうなので、中心視した。

 

まず春の高松宮記念で苦手と言われていた左回り・急坂を克服してきた辺り、もう国内では最強なんじゃないかな。

重馬場で前半からハイペースで流れて、ラスト3Fが11.5-11.6-12.0とどんどん減速していくラップを馬群から抜けて出てレシステンシアを凌いで勝利した。

まぁスプリント戦なので減速ラップで走り終えるのは当たり前なんだけど、これがこの馬の良さを引き出す流れなのは間違いなく、昨年のグランアレグリアが圧勝したスプリンターズSでも、ハイペースの外差し展開を前で受けて残ったのはダノンとミスターメロディ(0.2差)の2頭だけだった。

 

前走の香港チェアマンズスプリントPは敗因が割と明確で、前半2F通過24.23の後半2F22.18というスローからの末脚比べのレース展開。

香港のラップなので少し日本とはズレもあるだろうが、ダノンが好走した1200mのレースの前後半2Fのみのラップだと

21高松宮  22.9-23.6

20香港スプ 23.9-22.9

20スプリ  22.0‐24.0

20セントラ 22.1‐23.5

と、チェアマンズスプリントプライズが如何にもスプリントらしくないレースだったのがわかる。(馬場差とコースの坂の位置とかは抜きにして)

そのレースで出遅れて、終始外を回す流れになってしまい、加速度が問われた中で武器が生かされなかったのが敗因だった。

 

今回は大外のモズスーパーフレアが外からなら行き切るだろうし、昨年同様に速いビアンフェ、新勢力で出脚の速いファストフォース、掛かって前半のペースを壊す可能性のあるメイケイエールがいるので、前半のペースが流れるのはほぼ間違いないかなと。

改善したように見えて治らない出遅れ癖も外枠ならまだいいし、内の方にレシステンシアがいて目標になるのもいいので、これは14番は好枠だろう。

 

同じ展開で高速馬場なら上がりも使えるピクシーナイト、1200ではやや落ちるが、前半から追走が速くても粘れるレシステンシアの存在が怖かったが、やや時計が掛かっている馬場状態なら、相対的に上を取れるかな。との思いで本命。

 

 

普段スプリント戦を買わないくせに長くなってしまったので紐はサラっと

 

相手本線で3歳馬〇ピクシーナイト

3歳の春まではマイル路線で活躍。瞬発力はないが、前に行ってのしぶとさが武器で、シンザン記念を勝利。

アーリントンS4着は単騎で逃げるも緩んで瞬発戦。NHKマイルはハナ濃厚だったバスラットレオンがゲート直後で落馬して、ハナを切る展開になったが、初関東遠征の影響が出たのか、テンションが上がってしまい、やや暴走気味でハイペースを作って大敗。

そこから夏にスプリントに転向すると、CBC賞、セントウルSで連続2着と活躍。2戦とも前後半で1秒以上前傾のペースを控えて差す形で好走したので、スプリントはベスト条件なのかもしれない。

特にセントウルSは正攻法で好位を立ち回ったレシステンシアを外から伸びてきて差を詰めているので、古馬混合のG1でも威張れていい。

 

 

ここからは穴馬を選出。まずは▲タイセイビジョン

前走セントウルSはジャンダルムと同じく出遅れて後方から追い込んでという競馬。注目したいのはCBC賞の方で、中団インで上手く立ち回ったが、勝負所でヨカヨカが外から内にモタれてきて進路を塞がれる不利で急ブレーキ。この不利がなければ脚色だけなら2,3着には来ていただろう。

△ジャンダルムもセントウルSは出遅れて、強烈な末脚で追い込んでという競馬でインパクトを残したが、同じく後手を踏んだ両馬で4番人気8倍と10番人気32倍(2日夜時点で)なら前者を買いたいかな。

馬場的にも内が伸びているので、コーナー外々にはなりたくないという中で、三浦騎手と浜中騎手なら、中山で乗りなれている三浦騎手の方がロスなくタイトに乗ってくれるんじゃないかという微かな希望込みで3番手評価。

 

昨年3着△アウィルアウェイは差し展開なら抑えておきたい。今年の高松宮記念はゲート出遅れ&馬場(雨馬場はダメ。荒れ馬場程度ならこなす)、北九州記念も道悪が敗因。CBC賞はハンデ差考えると55.5での好走は上出来。

 

人気のレシステンシアは消し。

前走本仕上げではない中で、ピクシーナイトを下したが、レース展開的には内でロスなく乗れたアドバンテージはあったと思う。

本番でマークされる立場になれば、セントウルSのように簡単に抜け出させてくれないだろうし、前走も流れ自体は速かったが、今回は前のモズスーパーフレアやファストフォースを実績的にも気にしながら乗るだろうし、簡単に4角で外を回って前を交わす乗り方をしても後方勢の目標になってしまうので乗り方は難しい。

 

前走接戦しているピクシーナイト、高松宮で併せたダノンスマッシュらは福永騎手、川田騎手という事も含めて徹底レシステンシアマークで乗ってくるだろうし、ともに前半から流れても末脚性能を落としていないタイプなので、かなり難しいと思う。

 

加えてダノンを本命にしているし、紐相手で魅力的な差し馬を買いたいレースなら、人気馬をオッズ消ししてもいいと思って買っているんで、先行で押し切られたらしょうがない。