中山11R 紫苑ステークス
★ポイント
夏競馬が終え、秋開催がスタート。中山コースは開幕週となり、4月中旬以来の開催。
クッション値は9.0と開幕週にしては少し重めの数値。オール野芝で行われるが、今年は数値的にもそこまで速い時計は出ないんじゃないかなと。フラット馬場という予想。
展開的には外枠のコルベイユがハナ宣言。近3走で逃げているが特に速いペースで走っている訳でもないので、自分のペースを優先するタイプ。
先行馬だとルメールのサルカンパが競りかける可能性があるぐらい。三浦ニシノラブウインクは騎手の傾向的にも薄いかな。なのでスローペースから3,4角の動き出しが大事になって来るレースになりそう。
〇スタニングローズ
△ニシノラブウインク
△サウンドビバーチェ
正直◎〇で悩んだけど、トライアルレースというのもあってライラックがどこまで成長しているかという興味も含めて本命に推す事に。
クラシック2戦は力負けといった感じのレース。勝ったフェアリーSは出負けて最後方から進めて、コーナーで大外を回しつつも、先行して粘ったスターズオンアースを差し切っての勝利。ラップが緩んだコーナーで動き出したミルコの好騎乗もあるし、メンバーが弱かったのも正直なところだが、父オルフェーヴル譲りのコーナーリングの上手さは目立った。
2,3歳でなかなか体重が増えずにいたので一夏越しての成長を期待したい。他にコレといった馬がいないというのも一つあるけど。
対抗にスタニングローズ
クラシックはフラワーC優勝、オークス2着と健闘。
オークスはスローの4Fロンスパ戦を好位でロスなく立ち回り、器用さを生かしての2着。この馬はガッツリ牝馬路線という訳ではなく、割と2歳時から牡馬混合に使われていて、多くのレーススタイルで走ってきた経験値がオークスで発揮されたのかなと。
1800,2400へと距離延長した事で競馬しやすさが出てきたので、今回の2000mも中距離という意味では適性な舞台だろう。
賞金もあるし、正直なんで輸送してまで関東に来るのか(ルメールが乗る訳でもない)不明ではあるが、追い切りを見た感じは動けているので、対抗以下には落とせないと。
展開的にもニシノラブウインクは番手から運べるだろうし、機動力を生かせる中山は良い舞台。軸にできなかったのは頭数が少なくてコーナー前からの動き出しになってくると持続力が足りないかなと。
サウンドビバーチェはオークスでの輪乗りでの事故が残念だった。2000mの距離はやや気性的には不安もあるが、折り合いを効かせて緩い流れからの瞬発戦でも活躍しているので、まぁ距離はあまり問題でもないだろう。今回は石橋騎手→横山武騎手への乗り替わりになるが、かなり石橋騎手は早仕掛けの部分があっただけに、乗り替わってどんなレースをするのかは楽しみ。
オークスで本命にしたサークルオブライフはここでは下げたい。
出遅れて両サイドから挟まれて位置を大きく下げてしまったのが痛手だっただろうし、クラシックに挑んだチューリップ賞→桜花賞→オークスの順でパフォーマンスが少し落ちたのかなという印象もある。
国枝厩舎でここを仕上げて~というのはないと思うし、見据えるのは本番のみだろう。
チューリップ賞のようにポジションを取ってくるレースは経験しているが、その後は控えて差し脚を生かすスタイルに戻しているので、今回も下げてどんだけ脚を使えるのか試し乗りするんじゃないかな。