【重賞予想】弥生賞ディープインパクト記念

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中山11R 弥生賞

◎アスクビクターモア

〇インダストリア

 

★ポイント

馬場に関しては高速ではないけど、少し速めの馬場と想定。

先週が1ヶ月ぶりの開催だったが、内目は残れても時計は少し掛かっていた。しかし、中間に芝を刈った影響なのか、踏み固められた影響なのか、土曜日は区間10秒台に迫るような速いラップも出ている。

ただ、土曜は直線かなり強い追い風だったので、やや差し馬に味方した面もある為、馬場に関してはフラットと見る。

展開は内のメイショウゲキリンがハナ濃厚。3走前黄菊賞では前半1000m64秒のスロー逃げ、前走きさらぎ賞は時計掛かる馬場で前半60.6の平均逃げで踏ん張れている。他にリューベックは遅い流れでしか逃げてないし、競りかけるようなタイプでもないだろうから、メイショウが楽にハナを取ればスローに落として、前哨戦の弥生賞にありがちなスローからの瞬発力戦か、4コーナーで少し動きがあるような3F戦になると想定。

 

2歳王者ドウデュースは延長歓迎

東京のアイビーSでは緩んでからの加速戦で勝利。前走朝日杯FSは中団で折合って外目から差し切って2歳王者に。この馬の良さは操縦性で、今まで折り合いを欠いたことがないし、追われてからの反応も良いタイプ。前走のマイルはスピードを問われてどうかなとも思ったが絞れて馬が良化した事もあって難なくマイルをクリアした。

基本的に大崩れは考えにくいし、2000mへの延長は総合的に見てプラスだろう。賞金は十分にあるから勝つ必要はなくて、押し切るというよりも、阪神外回りから中山になって試し乗りをしてくるだろうから、2倍前後のオッズで狙う事もないかな。

しいて言うなら、コーナーで動けるかどうかは皐月賞に向けて課題だろう。

 

今回の本命はアスクビクターモア

出走馬の中で最も中山に適した走りをしてくれるだろうし、勝負気配も含めて中心視してみたい。前走は前半1000m62.8のスローから11.4-11.2-11.7の3F勝負になったのをコーナー外から徐々に上げていってロスなく乗ったレヴァンジルをクビ差交わして勝利した。

着差は僅かだったが、田辺騎手は一発もステッキを使わなかったし、休み明けでプラス10キロの馬体増を考えれば上積みは十分。退けたレヴァンジルがゆりかもめ賞を勝った事や、負けた相手からも、世代トップ層とは大きな差がないので中山なら狙いたい。

ストライドは大きいけど、コーナリングがとても上手な馬なので、メイショウが緩いペースで前半を逃げて、後半勝負になった時にコーナーから仕掛けていけるこの馬に展開は向くだろう。

 

相手本線でインダストリア

ややマイラーっぽさはあるけど、寧ろ世代限定戦で緩い流れからの加速勝負なら勝ち負けしていいスピードがある。

前走ジュニアCは上がり3F11.9-11.1-11.8のL2Fを外から瞬発力で差し切っての圧勝。4コーナーで両前に進路がなく、追い出しが完全に遅れた中で見せた末脚だった。

アスクビクターモアのようにコーナー加速が上手い訳ではないが、加速がとても上手な馬なので、スロー想定なら多少距離が伸びても決め手を発揮してくれそう。