中山11R 有馬記念
・展開と馬場
残る年内の開催もあと2日で、馬場状況が一つカギになるところだが、全体的に少し時計が掛かっている程度で、内を通った馬もそのまま来ているので例年の有馬記念に比べれば綺麗な馬場。
展開的にはパンサラッサが内枠から積極的にハナを切ってきそう。溜めて良さが出る馬ではないので、すっ飛ばして前半1000mを58秒ぐらいで飛ばしていきそう。
番手に付けそうなのは大外枠に入った菊花賞馬タイトルホルダー。YouTubeで岡田牧雄さんが横山和騎手に「1分フラットで1000mを通過して、3角でハナを奪って後続に5馬身は付けてくれ」と注文したと話しているので、これを間に受けるならば、
コーナーで突き放しにかかったタイトルホルダーの後ろにいるであろう、キセキ、ディープボンド、アリストテレス辺りは瞬発力がない持続力タイプの馬なのでタイトルを1頭にさせない為にある程度追いかけるんじゃないかなと。
前が残る馬場なので、このスパートになってもある程度の位置にいないと追い込んでは来れないので、中団ぐらいにいて持続力ある脚を使える馬を買いたい。
◎クロノジェネシス
〇ステラヴェローチェ
▲ペルシアンナイト
△ウインキートス
△シャドウディーヴァ
△アサマノイタズラ
ちょっと悩んだけど、本命は有終の美を飾って欲しい
◎クロノジェネシス
もう少し馬場が重ければステラかアサマにしようかなと思ってたけど、比較的軽いし、前も残りやすい状況というのが後押しした感じ。
3角までにタイトルが動いたとして、その後ろの2番手グループにいる中ならこの馬が最も持続力ある脚を使ってくるだろうし、ある程度の鋭さもある。
騎乗するルメール騎手はエフフォーリアに対して、ダービーではサトノレイナスで3角手前からスパートをかけて粘ろうとしていたし、天皇賞秋でもグランアレグリアがいつもより前目に位置付けて先行押し切りで挑んでいる。
今回もエフフォーリアの瞬発力に対して早めに踏んでいくだろう。
ここで直線で垂れるような事があれば、出来・距離の問題。なによりもスローからの瞬発戦にはならないだろうから信頼して良い。
相手本線では対抗
〇ステラヴェローチェ
脚を余して負けるパターンが多かったので、今回はミルコになるし、展開も向正面から3角までが流動的になると思うので、菊花賞よりも高いパフォーマンスは引き出してくれるんじゃないかなと思っている。
しいて言うならもっと雨が降って欲しかったね。本命までに押し上げられなかったのは、まだ前が残っている馬場状況。
3番手は
▲ペルシアンナイト
これも内が死んでいないのが大きい。昨年の有馬も上がりだけならクロノジェネシスと同じ36.2で3Fを走っているし、最後まで脚色は悪くなかったので、昨年よりスパートが早くなってコーナリングの上手さとロスのなさを生かせるなら一発あっておかしくない。今回の一番の大穴はこの馬だと思っている。
1番人気の支持を受けるエフフォーリアは軽視したい。
得意舞台は前走の東京2000mで、一瞬の切れを生かしたいタイプ。タイトルホルダーが離しに掛かるようなスパートをするなら、タイトルの脚を理解している武史ならいつもより早く捕まえに行きそう。そうなると持続力ではやや甘い分、しんどい展開になるかなと。
東京2400mのダービーも早く動いて、ラストで少し垂れたところをシャフリヤールに差されている訳なので、その頃よりも距離も伸びて、馬場も鈍化するのはこの馬にはマイナスかな。あとは中間に少し頓挫があってエクイロックスをしている点もちょっと嫌かな。