【G1予想】ジャパンカップ

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東京12R ジャパンカップ

オーソリティ

☆キセキ

☆ブルーム

△コントレイル

△シャフリヤール

 

+シャドウディーヴァorサンレイポケットを馬場次第で。

 

オーソリティ

骨折休養明けだった前走アルゼンチン共和国杯はドスローの直線瞬発力勝負を3番手で折り合わせて完勝。ハンデ57.5もこなして見せたし、昨年の同レースよりも3.5キロ背負わされた中でも大きく成長を見せたと思う。

ここまで成績が伴わなかったのは、右回りでの手前替え&体質の弱さの2点だろう。

右回りではずっと右手前で走ってしまう面があって、ここまで3着以下に転んだレースは全て右回り。左回りは青葉賞、ダイヤモンドS、アル共と全て好走していて連対率100%と安定。スワーヴリチャードのようなタイプと見ていい。

次に体質。青葉賞を勝った後も骨折でダービー、菊花賞に参戦できず。今年の天皇賞春の後も骨折が判明して、秋まで長期休養を余儀なくされていた。

これまで両前脚は蹄鉄を釘で打たずに接着装蹄を施していたのを、骨折明けの前走から外してきたので、現状は馬の成長もあってか脚元の不安はなくなったのだろう。

 

やや距離不安もある上位2頭よりも長い距離を走れる体力もあるし、ある程度の位置を取っても折り合える面はこの馬の持ち味。逃げ想定のキセキの番手につけて、長く良い脚を使えれば、オーソリティの最大のパフォーマンスを発揮できる。

2度の骨折を乗り越えて、初タイトルを掴んで欲しい。

 

▼全頭解説

①ムイトオブリガード

ブリンカー着用も前走2000mでは追走忙しかった。距離延長は良いかもしれないが、2400なら時計は掛かって欲しい。消し

②コントレイル

前走後に福永騎手がこの馬の気性面について話していたのが印象深く、ここまであまり気性の悪さについては聞いていなかったので、ここに来て難しさも出てきたのかなと。

前回秋天の時の見解で「持続力の高さとグラン・エフフォより馬場・距離適性への対応力がある」と書いたが、追走面でも行きたがる所が見えたし、残り100m辺りで苦しくなったのか手前を替えてモタれてしまって最後は止まったように見える。

3歳時に距離をこなせたのは、若いディープ産駒特有のバネと柔らかさで跳ね返していたという事なのだろうか。中心視はしないが抑え程度で買う。

今回が引退レースとなるが、異例の無観客で行われたダービーを制覇した馬で、世の中がコロナに苦しむ中、一つの光を与えてくれた英雄という事は変わりない。

③ブルーム

日本馬が好走したデルマー開催BCターフで2着。ディープボンドが勝ったフォア賞で2着など日本馬が走れる馬場で好走が目立つ。前半である程度ペースを作ってなだれ込む形がベストなようで、凱旋門賞はドスローのロンスパ決戦で見せ場なく沈んだ。東京でロスなく運んでどこまでやれるか。内有利馬場&東京でロスなく運ぶのが上手いムーア騎手でチャンスはあるかも。抑えで

④シャフリヤール

前走神戸新聞杯の4着は雨馬場の中で行われた一戦だったし、モンテディオやレッドジェネシスにすら先着を許した点に関しては、この馬の最大パフォーマンスが発揮できなかったのだから舞台適正の差としか言いようがない。

その前走で好走した上位馬は後に菊花賞で思うような成績を出せなかったが、各陣営が反動を口にしているだけに、シャフリヤールにとってはレース間隔を明けてこのレースに挑んだのは正解だったのかなとは思う。ストロングポイントは高速馬場でのスピードの持続力で、ダービーは一瞬の切れで勝るエフフォーリアとの叩き合いを寸前で制した。

ただ、この馬もコントレイル同様に前走で気性の危うさを覗かせていて、外枠から前に馬を置いていても掛かってしまっていただけに、2400mはどんとこいというタイプではない。また、ダービーが行われる春に比べ、秋の東京は時計こそ大きく変わらないが、パワーも問われる馬場状態になるので、この点も一つ乗り越えなくてはいけない壁かもしれない。中心視はしないが馬券的には買う。

⑤キセキ

ゲートの出が鍵になってくるが、メンバーを見渡しても逃げる馬がいないので、行くならこの馬だろうし、陣営も「切れ味勝負にはさせたくない」と話しているので、昨年のように淡々と逃げるか、途中から主導権を握ってロンスパを誘発させるか。

前走は前半こそスローだが中盤から流れが速くなって前が不利なペースになったので、3着は好走。本命も考えたが、追い切りを見ると良い時と比べると硬さは感じる。抑えで

⑥グランドグローリー

欧州から出るのは初。今回が引退レースになるが、2400mも1年ぶり。スピードだけで言うなら他の海外馬2頭よりはあるだろうが、搔き込みの強い走法だけに良馬場での切れを問われるとしんどいかな。消し

⑧ウインドジャマー

ダートの前は芝を走っていたが未勝利2着が最高。芝はこなせる程度なので芝の重賞参戦は家賃高い。消し

アリストテレス

時計が掛かる中長距離がベストだが、宝塚記念春天では明らかに一枚見劣ったので、G1レースだと厳しい。更に東京のような瞬発力を問われる舞台は難しい。消し

⑩ロードマイウェイ

出脚遅く後方からの競馬が続く。2走前2400で良い脚を使えていたので、G3程度ならやれていい。消し

⑪シャドウディーヴァ

悩みどころ。2400mへの延長は不安材料ではあるが、今まで内を立ち回って一瞬の脚だけで差し込んできたタイプだったが、前走後方から良い脚を長く使う形で勝利。

気性、距離適性的にも上位のコントレイル、シャフリヤールはゴール前で脚が上がる可能性が高いので、中団辺りで進めても脚を使えるなら上位進出はあっていい。抑え

⑫サンレイポケット

新潟大賞典で初重賞勝利を手にしてから充実。前走秋天4着は上々で、2400mへの距離延長はプラスになりそうだが、この時は仕上がりもかなり良かっただけに、そこから中3週でやや状態面落ちるか。買わないかな。差し馬場なら抑えていいけど

⑬モズベッロ

昨年の宝塚記念や今年の大阪杯のような不良馬場でバテバテのレースにならないとスピードで劣る。消し

⑭ユーバーレーベン

2400mの適性的は良いと思うが、オークスは差しが効く展開だったし、ミルコ騎手の好騎乗が光っただけに、メンバーレベルが上がって同じことは望めないかな。

3歳牝馬がアーモンドアイ、カレンブーケドール、デアリングタクトと好走が続いているが、うち2頭は3冠馬。過去にミッキークイーンハープスターも苦しんだ舞台だし、ここで通用するなら世代限定戦では突き抜けた成績を残すようでないと厳しいかな。消し

マカヒキ

前走復活も時計の掛かる馬場で速い上りが問われなかった。今はタフな馬場の方が適性があるだけに東京だとスピード負けか。消し

⑯ユーキャンスマイル

秋天からの延長は良いが、ここ最近はだらっとした脚しか使えていないので、速い脚を問われやすい東京では現状きつい。消し

ワグネリアン

マカヒキ同様、ダービーを勝ったものの今は時計の掛かる馬場がいい。消し

⑱ジャパン

大外枠に入った時点で厳しいかな。3歳の凱旋門賞以降は成績が下降気味だし、凱旋門血統のガリレオ産駒だけあって、東京の中距離適正とは真逆の方向性。消し