【重賞予想】京成杯オータムハンデほか

 

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中山11R 京成杯オータムハンデキャップ

 

Twitterや昨日のブログでも開幕週の中山の馬場が読めないと言ってたけど、箱を開けてみれば中山は高速馬場状態。

芝6レース中4レースで逃げ馬が3-0-1-2と前残り傾向にあるし、どのレースでも11秒前半のラップを問われている状態を見ると、かなりスピードが問われる馬場になっている。

 

展開的には内のベステンダンクが「自分の形で」的な事を陣営が話しているので、この馬がハナ想定。

マイスタイルは「控えても~」

バスラットレオン「控える競馬も教えたい」と言っているので、ベステンダンクを突くとしたら大外のスマイルカナだろうが、最近は逃げなくてもレースになってきているので競っていくこともない。

 

◎グレナディアガーズ

〇グランデマーレ

▲マイスタイル

△カラテ

△カレンシュトウス

 

米国遠征前哨戦も、馬場の恩恵受けるグレナディアガーズ

 

G1実績があるので3歳馬ながらも56キロとハンデに見込まれてしまったが、高速馬場ならこのメンバーでは楽に勝ち負けしてくるんじゃないかなと。

朝日杯の時からこの馬の一つのポイントとして挙げているので、左回りでの刺さり癖で、ファルコンSとNHKマイルでは改善してきているが、右回りとのスムーズさに違いがあるので、基本的に狙うなら右回りのレース。

 

高速馬場適性も含めて、朝日杯ではハイペース展開の中から自ら動いて逃げ馬を交わして、後続も抑える勝ち方をしているし、NHKマイルも差し有利のハイペース展開で唯一の好走。4角で早めに先頭に立つ強気の競馬でラスト止まるのは仕方がないし、相手もその後古馬混合重賞で上位に来ているシュネルマイスターとソングラインだったからね。

 

最内枠で並び的にも逃げるベステンダンクを射程に入れられる位置には付けられそうで、こういう高速馬場で内でロスなく立ち回って早めに押し切るレースは川田騎手がかなり上手いのでソツなく乗ってきそう。

次走ブリーダーズカップ出走でアメリカ遠征となるようだが、11月上旬まで間隔もあるので、しっかり勝ち切って2歳時以来の重賞を狙っている筈。

 

相手本線に右回り4戦4勝のグランデマーレ

前走関屋記念は5着に敗れたが、騎手も「左回りだとコーナーで外に張る分、矯正しながらになってしまう」と話しているし、その通りでここまで4勝は京都・中山・阪神×2と全て右回りコース。

2走前はアクアミラビリス、ユニコーンライオンを撃破。3走前も10秒台のラップを踏みながら2番手押し切りと、この2走とも超高速の春の阪神コースだったので、今の中山の高速馬場とは相性もいい。

2歳時は新馬葉牡丹賞と連勝しながらも骨折でクラシックに乗れなかった苦労馬が返り咲く。

 

同じく相手本線で前走からの上積み十分なマイスタイル

3か月半ぶりの前走は先手を取って追い出しを我慢しつつも決め手で劣った。元々小回りでしぶとさを生かすレースの方があっているし、別定の最重量斤量を加味しても、まだまだ衰えは感じさせない内容だった。

この時は調教から暴走気味で悪い意味で、らしさ全開だったのが、今回は周りに馬がいても割と落ち着いて、集中して走れていたので、前走からの上積みが大きい。

 

■他の馬について

バスラットレオン

ニュージーランドトロフィーの5馬身差圧勝は評価しているが、時計が掛かって、各馬脚を使わされる展開で、この馬の持続力が発揮できたレースだと思う。これが高速馬場になると、朝日杯のようにグレナには一枚足りない感がある。

先手を取ってしまった時の粘りこみは警戒したいが、今後に向けてハナに拘らない乗り方を陣営が模索しているようだし、控える形になってもここではワンパンチ足りない。

 

ステルヴィオ

1400に出たり、ダートに出たりとこの馬も色々試しているのだが、阪神カップを見た感じだとやや衰えは見えた。

58キロの斤量も気になるし、持ち味は馬場関係なく出せるスローからの瞬発力だったけど、当分そんなレースしてないからね。。

 

マルターズディオサ

この馬も時計掛かって欲しいタイプなので高速馬場だときついな

 

 

 

 

 

中京9R 長久手特別

◎ノースザワールド

〇ホウオウエクレール

△レッドクーゲル

エカテリンブルク

 

一頭抜けた人気馬を嫌って◎ノースザワールドから

ここ2戦はダートに挑戦して、1勝クラスを勝ち上がり、前走のレパードSも4着と好走。このレースは新潟ダートらしく、顕著な先行決着で、1着~3着馬は4角3番手以内の馬で独占している中、同馬は後方から外を回してのレースだった。

アーリントンCも6着と敗れてはいるが、スタート直後に隣の馬にぶつけられて後方に下がってしまう不利があった。それでも直線は伸びてきている。

5月の1勝クラスは超高速府中の前残り決着での敗戦なので、度外視できるし、芝に戻るタイミングで注目したい。

 

1倍台の人気を背負うロバートソンキーは中京開催の神戸新聞杯3着、前走の勝ちっぷりからもこのオッズは分かるが、休み明けに加えてトップハンデ57キロはさすがに見込まれすぎている。

中京巧者の福永騎手への乗り替わりになるが、故障で離脱中の伊藤工騎手とも手があっている様子だったので、この乗り替わりは人気に拍車だけをかけてしまったような形。