【夏競馬】21年9月5日 新潟記念

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新潟11R 新潟記念

 

新潟競馬場は終日稍重開催。時計も少し掛かってきているし、芝の外回りはほぼ外差し決着だったので、最終週で馬場にバイアスの偏りが出てきている。

展開的には大外枠のマイネルファンロンかトーセンスーリヤが行きたいところだが、前走逃げ切ったラインベックが調教師の口ぶりから今回もハナを狙っていそう。

 

ラインベックの前走は前半スローのL2F最速の瞬発力勝負を前受けして粘ったレース。

これをトーセンスーリヤが前半は深追いせず、去年・今年の新潟大賞典のような直線向いてから追い出して、残り400mで先頭に立つような展開を想定。

 

人気的には後方に構えるザダルが中心になるが、レースの主導権を握るトーセンスーリヤへのマークが厳しくなるだろうから、3~4角での動き出しが速くなって、ラスト1Fまで伸び続けることができる差し馬のたいとうがあると予想する。

 

◎ヤシャマル

〇クラヴェル

▲ザダル

△パルティアーモ

 

初重賞の前走の敗戦を度外視して◎ヤシャマル

 

条件戦を3連勝して挑んだ前走のエプソムCは、ゲートから意欲的に出していき先行策を取るも、前半1000mが58.8とハイペースとは言えどそこそこペースが流れてしまい、持ち味の末脚が削がれてしまい9着に敗れた。

しかし、このレースはヤシャマルより前にいたアトミックフォースの5着以外は全て差し馬が掲示板圏内を独占する差し展開だったので、この負けは度外視したい。

 

9着とは言え0.7差で勝ち馬ザダルとは今回の斤量はハンデ戦という事もあって同斤量から3.5キロ差まで広がる。1800mで先行するよりも、2000mでよりゆったり入って脚を溜める形が合うと思うし、開催最終週でパンパンの良馬場ではなく、少し雨を含む馬場というのも好材料なので本命で狙いたい。

 

対抗はラヴェル

阪神200mのマーメイドSで大外差し、小倉1800mの中京記念でイン差しと異なる形で結果を出している。晩成型がよく出ているディアデラノビア系という事もあってか、4歳夏で本格化してきた感が強い。

今回も出脚が遅いだけに最後方に近い所からのレースにはなりそうだが、相変わらず斤量は恵まれたし、ラスト1Fでの差し馬の台頭を想定しているので、この馬の持続力で差し込んでくるだろうと。

 

3番手はザダル

正直、トップハンデで内枠で良馬場なら馬群で包まれるリスクも考えて軽視しようと思っていたが、馬場が悪化していて内を空けて走る馬が多そうなので割と不利なく走ってこられそうなので純粋に上位評価で。

大箱コースではほぼ崩れずに走れているし、体質の弱さだけがウィークポイントなので、秋の東京開催に繋がるレースを期待したい馬。

◎〇との差は顕著な外バイアス+斤量差がかなり大きい所。