【G1予想】ヴィクトリアマイル

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東京11R ヴィクトリアマイル

 

・馬場と展開

明日は雨予報の東京競馬場だが、今日のところの馬場は高速。

3歳未勝利戦含めてすべての芝レースで上がり33秒台で上がってきていて、メインの京王杯SCの2着馬トゥラベスーラは32.5を計測。逃げ馬が極端に残るような馬場ではないが、後ろからだと32秒台に迫る末脚を繰り出さないと止まらない馬場なので、明日も狙いは前目かな。

今週からBコースになって、内がかなり残るように見えるので、外から一気というのはあんまり期待できない。

 

展開に関しては内のイベリスが最も速いので、恐らくこれがハナに。外のレシステンシア、スマイルカナもテンは速い馬だが、ともに逃げなくてもいいタイプなので、2~4番手ぐらいでの競馬かな。

先行馬も揃っていて、この2頭も速い流れで粘りこみを図れるタイプの馬なので、淡々と流れるんじゃないかと予想。

 

 

◎レシステンシア

〇マルターズディオサ

サウンドキアラ

△グランアレグリア

△ダノンファンタジー

△プールヴィル

 

本命は◎レシステンシアに。

大外になったが、行くならスマイルカナをカットしていける枠だし、内を見ながら番手でというのもできる。まぁ外々を回ってというのは避けられるんじゃないかと。

 

昨年同舞台のNHKマイルは2着に敗れたが、不良開催の桜花賞の後で反動がでた一戦だったし、初輸送で追い切りもかなり軽かった。それでもラウダシオンは古馬になっても活躍しているし、向こうのベストレースなら上々の内容だろう。

マイルCSは溜めて切れ負けたが、阪急杯も中盤緩んで直線で加速されるレースをして勝ち切っているだけに、一皮むけた感じもある。

チューリップ賞で切れ負けしたりしてたので、ベストは淡々とラップを刻む形だったのが、4歳になって競馬の幅が更に広がった感がある。

 

対グランアレグリアはマイルCSで1キロ貰って完敗しているが、ベストを出し切ってどこまで通用するかは期待したい。

 

対抗が〇マルターズディオサ

多数いる先行勢の中でも終いの脚が安定しているタイプのこの馬を相手本線にしたい。

阪神カップは内有利で完璧に立ち回ったダノンファンタジーには完敗だったが、2000mからの短縮で流れたペースを先行して4角も外を回って勝ちに行く競馬をしての敗戦だったので、これは54キロの軽量を考慮しても評価したい一戦。

 

秋華賞はハイペース+外差しで展開に恵まれなかった。

高松宮記念は合わない距離、落鉄でノーカウント。チューリップ賞と紫苑Sはスローのギアチェンジ戦で対応してきているので、ペース不問でしぶとさは見せてくれるんじゃないかな。

 

3番手でサウンドキアラ

近年でもノームコア、ジュールポレールストレイトガールホエールキャプチャと連続好走が目立つレース。

昨年のアーモンドアイの2着の好走後は10着、10着、4着、6着と低迷気味ではあるが、スワンSは傷んで伸びない内を通っていたし、マイルCSは内有利の中をずっと外を回って、普段よりも後方になって上がり負け。

ただ、阪神カップは外を回りつつも直線で伸びていて勝ち馬には0.4差と悪くはない内容。先行馬が揃ったとはいえ、スプリントも経験してきて、前走も1200mで追走しているので好位置は取れるだろう。

この後にダノンを書くんだけど、ある程度上がりの脚も要求される東京で、レシステンシア、スマイルカナ、クリスティ、イベリス、マルターズディオサ、サウンドキアラ、ダノンファンタジーといる中なら、速い脚のあるこれらを選ばざるを得ない。

 

ダノンファンタジーに関しては連対した6回全てが良馬場で高速馬場。

阪神カップでは内有利を内でロスなく乗ったので恵まれてはいるが、マルターズディオサやインディチャンプ、サウンドキアラに差を付けているので好内容だった。ただ、出遅れるリスクは付きまとうので、重めの印は打たなかった。

 

穴で面白いのはプールヴィル

2走前は32秒台の上がりでオーロカップを勝利。前走は休み明け22キロの余裕残しでデゼルと0.1差の好走。上がり差はデゼルと0.4差だったが、後方からの競馬になるデゼルとある程度ポジションは取れそうで上積みも期待できるプールヴィルならこちらを狙いたい。

 

そして中心となるグランアレグリア

 

「2強か3強なのかよく分からないがグランアレグリアから入りたい。

昨年の高松宮記念2着とスプリンターズS優勝という戦績から2000mへの距離不安が付きまとうが、個人的には中距離もこなせる強いマイラーだと思っているので、あまり距離への不安はない。

決め手はマイルCSの経験。安田記念だけを勝っているならまだしも、マイルCSは昨年阪神開催だったが、例年の京都と同じく中盤が緩む展開だった。

4F目、5F目に12.0-11.6と緩んだ区間がある中でしっかり折り合いが付いて溜めて、ラストで末脚を放つ競馬をできていた。

それだけ気性面も大きく成長していて、3歳時のような荒さは見せなくなってきている。そうでなければ、直線もずっと揉まれ続けて、アドマイヤマーズとインディチャンプにフタされる中、外に切り返して差す芸当はできない。」

 あああ

 

という評価でしたが、結局は重馬場に脚を取られての4着と敗戦。

そこからヴィクトリアマイルに出てきたのは正直驚きで、直行で安田記念だと思っていた。

間隔を明けて使ってきた馬なので、このローテはあんまり良いとは思わないが、今回は多少の雨でも速い馬場を継続する東京に替わるし、距離もG1を2つ制しているマイルに戻るので死角はなさそうなんだけど、人気も含めて中心視したくはなかったので△まで印を下げてます。

 

間隔もそうだけど、ゲートの出はそんなに速くないので、本命打って1着固定の予想にするなら外枠を引いてスムーズに乗ったほうが良かった。今回内枠を引いたので内で詰まるリスクもあるし、上記のローテに加えて大阪杯の疲れもあるなら全開のパフォーマンスで挑めるかどうか。

 

まぁ馬券的に、1.3倍~1.5倍で妙味皆無の不利を受けやすい差し型を買うなら、強い先行馬のレシステンシアの方を取りたいなという感じの予想。

 

後方からでは32秒台に入るような脚を使うか、前が飛ばしてバテ差しをするかしかないので、メンバーレベルが上がって追走で脚が削がれそうなデゼルテルツェットは軽視。

マジックキャッスルは流れた中でも速い脚を使ってはいるが、最内枠を引いてしまったので、下げてまで届く馬場ではないので消し。

 

リアアメリは左回り替わりでパフォーマンスを上げてくる可能性はあるが、外枠になってしまったので厳しいかな。ゲートが安定してくればまた違うんだけどね。