中京11R きさらぎ賞
・馬場と展開
最終週を迎える中京の馬場は、ややタフな状況になってきた。
土曜なんかは33秒の上がりが出るレースが複数あったが、いずれも前半ドスローの終い勝負でのもの。内目を避けて走る馬が多いので、最終週にして内の馬場がだいぶ悪くなってそうで、外からの差し馬の台頭も目立つ。
■先週の3歳マイル時計(2000mはスロー多すぎて参考にならん)
1月30日 9R 3歳1勝C 1600m 1.35.0
1月31日 5R 3歳未勝利 1600m 1.34.4
■土曜開催
2月6日 5R 3歳未勝利 1600m 1.35.2
展開的には多分タガノカイが先手を奪うことになると思う。ランドオブリバティの前走は行くのを嫌がって、押し出されてのハナだったと思う。今回は外枠から番手を目指していく形になりそう。
隊列なすんなりと決まって前半スローで流れることは濃厚。ランドオブリバティを楽に抜け出させない為に動く騎手がいそうだが、頭数的にも多分上がり勝負になるとは思う。
◎ラーゴム
〇ドゥラモンド
▲ショウナンアレス
△ヨーホーレイク
△ダノンジェネラル
正直、各馬突き抜けた武器があるわけじゃない3歳勢が集まったので少し難解なんだけど、中京でやるなら総合力を見せてる◎ラーゴムを軸にしたいかな。
2着が続いているが、オーソクレースとワンダフルタウンという強い馬とタイム差なしの接戦をしているし、牡馬勢の中ではそこそこ上位格の存在。
ベストではないであろう東京で11秒前半のラップを踏んでもオーソクレース相手にクビ差迫っているし、好走幅はかなり広い。
これが本来の京都や軽い東京なら切れ負けの危険性があったが、ここまで3走して終いで止まることなく持続力を見せているタイプなので、中京開催替わりはこの馬にとってはプラスのはず。
飛びぬけた決め手がないので、1着を意識した狙いではない。ゲートの遅さが欠点なので、どのレースでも先に抜け出すようなレースができるようになれば今後も楽しみな存在である。
2番手は前走流れた展開で良さが出なかった〇ドゥラモンドで。
それまでドスローの上がり勝負しか経験してなかったので、朝日杯のペースは追走で手一杯だっただろうし、加速力が全く生きなかったレースになってしまった。
上記の通り、そこまでペースは流れないだろうし、距離延長で追走は楽になるはずだから、終いを生かすレースなら台頭可能。
3番手は穴目で▲ショウナンアレスで。
勝ち上がるのに苦労したが、出遅れこそあるが先行して堅実なレースはしているので昇級しても瞬発力勝負にならなければ相手なりに走れていい。人気がない中で、多分ランドオブリバティに次ぐ3番手を取れそうなので、一発期待。
△ヨーホーレイクは前走ホープフルSでは流れた中でもラストで差し込んできた点は評価しなおさないといけない。それまでスロー専門だったから、低評価ではあった。
クロウキャニオンだけど、兄弟よりも距離長めに寄ったタイプに見えて、もっと長い距離でゆったり追走させた方がいいかな。今回は距離短縮で後ろからになると決め手的にドゥラモンドより劣ると思うので、捉えきれないんじゃないかなという抑え評価。
△ダノンジェネラルは前走ドスローの2F戦。ピッチ走法でタフな馬場でもこなせそうなタイプなので、中京は良い。しかし、追走面と頭の高さから見る幼さから完成度はまだ先かなと。
ランドオブリバティは馬体もしっかりしているので、タフな馬場もこなせると思う。
逸走に関しては多分逆手前でコーナーを走っていた事が原因なんじゃないかなとは思っているんだけど、左に変わるとはいえ騎手は慎重に進めるだろう。
かなり人気も集中しているので、その中で狙うのは危険かなということで馬券では消す。
東京11R 東京新聞杯
◎シャドウディーヴァ
〇ロードマイウェイ
▲トリプルエース
東京は内有利で時計も速いので、前に行けて上りの出せる馬を狙うべきなんだけど、ハーツクライ産駒らしい成長力がある◎シャドウディーヴァに注目。
左回りは堅実に走れるし、昨年も2着。府中牝馬Sは後のエリ女・有馬2着のサラキアに次ぐ2着だし、順調に力は付けてきている。
〇ロードマイウェイも追走に課題があるタイプだが、前走は向う正面での接触もあり、不完全燃焼だった。斤量1キロあげたピースワンパラディは次走京都金杯で2着に好走しているし、徐々に復調傾向。
▲トリプルエースの前走も大外枠で出遅れ。前残りの展開と馬場にも泣いたし、今回ルメール騎手への乗り替わりで人気はしているが、最近は馬体を増やしながら成長していいるし、酷い出遅れがなければマイルなら中団ぐらいには付けられるテンのレベルにはある。